こんにちは、ココハウススタッフです。
みなさんはハザードマップをご覧になったことがありますか?
最近は大雨などの災害のたびにニュースなどでも取り上げられるので、ご自身のお住まいのところを見たことがある方も多いと思います。
福岡市のハザードマップは、「地震ハザードマップ(ゆれやすさマップ)」「洪水ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」「高潮ハザードマップ」のように、災害の内容に合わせて作成されています。
マンション・戸建て物件のご契約前に行う重要事項説明の際には、このハザードマップで物件の場所を必ずご説明します。
その時に、「え、こんなに??」とみなさん驚くのが「洪水ハザードマップ」です。
福岡市の洪水ハザードマップはWebで見ることができるので、ぜひ見てみてください↓
博多駅~天神エリアの洪水ハザードマップを見てみると、この画像のようになります。
いちばん面積が広いやや濃いめのブルーは「想定最大規模が1.0~2.0m」のエリア。
けっこう浸水想定区域が多くて、びっくりしますよね。
とはいえ、地形的に福岡市は海辺の街ですし、御笠川・那珂川と比較的大きな河川があるので浸水しやすい地形だといえるかもしれません。
「博多区、中央区でマンション購入を考えていたけど、大丈夫かな?」と心配になる方もいらっしゃるかも。
でもちょっと思い出してみてください。
最近は毎年のように大雨の日がありますが、博多駅や天神が大浸水になったことがあったでしょうか?
ココハウスは平尾駅近くにあるので、想定最大浸水1.0m~2.0mの場所なのですが、幸いにも一度も会社のまわりが浸水したのを見たことがありません。
整備が進む福岡市の浸水対策
長く福岡に住んでいる方なら、平成11年の大水害を覚えてらっしゃると思います。
博多駅の地下街に雨水が流れ込んで、大きな被害が出ました。
平成15年にも同じような水害がありました。
そのあとから、福岡市は長年大規模な浸水対策を進めてきました。
つい先月も市政だよりで下水道整備の特集を掲載していたので、じっくり読んでしまいました。
山王公園の地下に整備された雨水調整池に貯められる水量は約3万立方メートルで、25メートルプールにすると約83杯分にもなるそうですよ。
山王調整池は福岡市のWebサイトからバーチャルツアーで見ることもできます↓
お花見スポットとして人気の山王公園の地下に、こんな広い空間ができていたとは驚きでした。
また、天神エリアでも工事が進められていると聞いていましたが、直径が5メートルある雨水貯留菅が地下に整備されたそうです。
以前のように道路が冠水しているのをニュースで見かけることがなくなったな、と感じる背景には地道な整備計画があったんですね。
ハザードマップを見て、想定浸水地域になるから危ない!とはすぐにはなりません。
でも、気候変動などで、年々予想もつかない自然災害が起きているので、注意は必要ですね。
お住まいが上の方の階ですと、直接的に雨の被害はなくても、マンションの1階や地下が浸水して電気や水道に被害が出ることも。
避難場所を確認したり、災害に備えて持ち物を準備したり、最新情報をぜひチェックしてくださいね。
不動産を購入するときは、災害のときも安全な場所かどうか、気になるものです。
どんなポイントに気をつけたらいいかなど、ココハウスになんでもご相談ください!