
こんにちは、ココハウススタッフです。
マンションで物件をお探しの方、すでに内覧を始めた方、「収納問題」気になりませんか?
ちょうど今は夏に向けて冬物の片づけや、衣替えのシーズン。せっかくなら、家族みんなの冬服にコートに暖房器具、すっきり収納できるおうちを見つけたいですよね。
今回は、マンションの収納スペース問題を真剣に考えてみました。
■どうしてマンションでは収納スペースが足りなくなるのか
戸建てに比べてマンションの収納スペースが足りなくなる原因は、大きく分けて以下の3つがあります。
・もともとスペースが限られている
マンションは、ご存じの通り一つの建物を区分けして分譲している住宅です。80㎡を超えるような広いお部屋の物件はそんなに多くありませんし、価格との兼ね合いもあって満足できるスペースを希望のエリアで探すことがそもそも難しい場合があります。
・レイアウトの問題
マンションのレイアウトによって、収納スペースが十分に確保できていない場合もあります。例えば、間取りが細長い場合や、柱や壁がある場合、有効活用できるスペースが限られてしまいます。お部屋にクローゼットはあるけど、奥行きがあまりなくて収納力がイマイチ、そんなこともあるので注意が必要です。
・インテリアスタイルの変化
もう一つ考えられるのは内装の流行の変化です。マンションの物件情報を見ていると「広いリビングにカウンターキッチン」の写真をたくさん見かけませんか?リフォーム済の物件ではLDKをメインスペースにしている内装が多いですし、実際に現代の暮らしではリビングのソファやテレビのまわりで過ごす時間が多いかもしれません。しかしお部屋全体の広さは限られていますので、リビング空間を広くすればその分居室は小さめに、そして収納スペースが削られているかもしれません。
「いらないものを捨てよう」「必要なものだけを残して、コンパクトに」
それができれば悩まなくて済みますが、なかなかそうはいきません。
では収納スペースを埋めているモノは、実際何が多いのか、具体的に考えてみましょう。
・季節用品
日本の季節はけっこう過酷です。
夏は猛暑でエアコンは必須、扇風機やサーキュレーターも必要になる一方で、冬は冬でけっこう寒い。ファンヒーターに冬用の分厚い布団に毛布、ホットカーペットなどなど。気温に対応するモノだけでけっこうなスペースが必要になっていませんか?
これはもう、生活必需品なので仕方ない部分もありますね。
・ライフスタイルの変化
引っ越してきたばかりの時はスッキリしていたのに、どうして今はこんなに物が多いんだろう。不思議に思うことがあります。
振り返ってみると自分自身の生活が大きく変わってた、そんなこともあります。
お子さんが産まれた、子どもが小学校に入学した、そんな大きな変化があればもちろんモノは増えます。
またペットを迎えた方もいらっしゃるかもしれません。
わたしの家には猫が2匹いますが、それぞれにお気に入りのベッドが2つ、3つあったりフードや猫砂などのストックもけっこう場所をとります。これも捨てるわけにいかない必要なモノです。
・収納グッズが多すぎる
これは落とし穴ですが、「収納グッズを買ったらモノが増えた」はよくある話です。
部屋にモノが散らかってるから、収納グッズを買う。スペースに余裕があるからそこにモノを置く。その繰り返しが延々と続いてしまいます。特に収納BOXなどを新しく買うと一時的には片づいて見えますが、いつの間にかそのBOXからもモノがあふれだして・・・
せっかくのお部屋が収納BOXで埋まってしまうなんて事態は避けたいですね。
そこで、これからマンション物件を探そうとしてるみなさんは、ぜひ物件探しの時から「収納どうする?」の問題を考えてみることをおススメします!
一周まわって、納戸が便利!
一時期リノベ済の物件では、なるべくリビングを広く造って、寝室は最小限にベッドだけ置く、というスタイルのお部屋が増えたのですが、やはりそういうシンプルなライフスタイルを実践できる人は多くなかったのではないでしょうか。
最近では、ファミリークローゼットつきの物件が増えています。
ファミリークローゼットとは、各お部屋にあるクローゼットとは別に廊下やリビングからアクセスできるところに、大きめのクローゼット、つまり納戸スペースが作られているので、季節の暖房・空調用品や大きなスーツケース、かさばる冬のアウターなどを一気に収納できるおススメの設備です。
これもおススメ!トランクルームつき物件
トランクルームは、マンションの共用施設として備えつけられていることがあります。場所は1階だったり、各階にあったり、お部屋に付属していたりとさまざまです。また、多くの場合月額の管理費が必要となります。
戸建てに比べてどうしても収納スペースが足りなくなるマンション物件にとって、トランクルームは強い味方!トランクルームつきの物件も検討リストにいれてみることをおススメします。
あえて狭い部屋がある物件もアリ
大きなLDKに最低限の数の居室が主流となっている間取りの流行ですが、あえて部屋数が多い物件も「収納力」の面からみると使い勝手がいいかもしれません。玄関横の4.5帖収納無しのお部屋も「納戸」と考えれば急に価値が上がる気がしませんか??
小さめのひと部屋を思いきって収納部屋と考えて棚を多めに設置して、ついでにリモートワークスペースとしても使えるようにする、そんな発想の転換も時には必要かもしれません。
マンション物件探しでは、「ここだけは譲れない」自分の・自分たちのポイントを見つけることがうまくいくキーかもしれません。エリアだったり駐車場だったり、もちろんご予算も。広さももちろん条件にはなりますが、ほかのポイントはピッタリはまったときに、「理想よりちょっと狭いけど・・・」と譲ってしまう場合もあるかもしれません。
断捨離や整理整頓ができない人も(わたしも)、きっと直面するマンションでの収納問題。なるべく悩まないで済むように、ご自身の暮らし方にあったお部屋探しをお手伝いいたします!

